ダマスクローズから摂ることができるローズオイル。今回は、あまり知られていないダマスクローズとローズオイルの秘密を紹介します。

秘密①ダマスクローズが咲く期間は20日ほど

ダマスクローズの産地として有名なブルガリア産のダマスクローズは、5月下旬〜6月上旬にかけて花を咲かせます。その期間は、1年のうちでもたった20日ほど。この時期は、午後に急なスコールが降るなどの独特な気候となります。
しかし、このスコールこそが香り高いダマスクローズを育てる最も大切な条件なのです。

秘密②開いた花よりつぼみの方が香りを蓄える

非常に香りが良いローズであると知られているダマスクローズですが、実はその香りは花開いた時よりもつぼみの方が良いと言われています。その理由は、花が開くと外に香りが逃げてしまうのに対し、つぼみだと香りを蓄えることができるからです。
そのため、ダマスクローズは香りを蓄えたつぼみの間に収穫されます。

秘密③出来立てより寝かせたローズオイルが良い匂い

ローズオイルは抽出したばかりのものよりも、しばらく寝かせたものの方が香りが良いとされています。そのためローズオイルは、60日間寝かした後に出荷されます。こうすることでローズオイルは、とてもまろやかで深みのある香りになります。きちんと管理すれば腐ることもありません。

秘密④ローズオイルやローズウォーターは何に使われるの？

ダマスクローズから採れたローズオイルや、オイルができる際に一緒にできるローズエキスが溶け込んだローズウォーターは、一体どのように使われるのでしょうか。
これらには、さまざまな用途があります。多くの場合は、その良い香りから化粧品に用いられます。石鹸、シャンプー、ハンドクリーム、香水などさまざまなものに使用されます。また、身体に良い働きをすることにも注目されているので、サプリメントとして使用されることも。

秘密⑤オイルを採った後のダマスクローズは肥料に変身

ローズオイルを採った後のダマスクローズの搾りかすも、無駄にすることはありません。絞った後の花は、肥料として生まれ変わります。畑の土に混ぜて使用され、ダマスクローズの栽培に役立つのです。

今回はダマスクローズやローズオイルについて詳しく紹介しました。知っているようで知らないこともあったのではないでしょうか。サプリメントや化粧品としても活用されているダマスクローズ。
ぜひ、生活に取り入れてみてくださいね。

いかがでしたか？
今では季節を問わず、ローズを楽しめるのは昔の人の努力あってこそなんです。さまざまな種類のローズを楽しんでくださいね！

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