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原始から古代までのローズの歴史について

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ローズは、その美しい見た目と豊かな香りで昔から人々の心を魅了してきました。ローズには、一体、どんな歴史があるのでしょうか。今回は、原始から古代までのローズの歴史を振り返ってみたいと思います。

ローズのルーツは5000年前?

ローズが地球上に現れたのは、5000年以上前と言われています。この頃の地層から多くのローズの化石が発見されたことから、そのように考えられています。

ローズの原種は野バラ

ヒマラヤやカラコルムの海抜2000〜4000m辺りの高地で生まれたとされています。そこから、中国やインド、ペルシャなどに広がっていきました。

古代ギリシャ時代のローズ

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紀元前7世紀ごろ、古代ギリシャ時代の貴族はローズの香りを楽しんだり、花冠や薬用にローズを用いることもあったと言われています。
愛の詩を謳ったことで知られる古代ギリシャの女性詩人サッフォーは、ローズを「花々の女王」、ローズの香りを「恋の吐息」と表現しています。とてもロマンチックですよね。古代ギリシャの人にとって、ローズは特別な花だったことが分かります。

古代エジプトでのローズ

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世界三大美女として有名なクレオパトラも、ローズ好きだったことで有名な人物です。彼女は、紀元前48世紀にローマの英雄ユリウス・カエサルにエジプトの統治権を委ねられました。
クレオパトラが女王の座を得られたのは、元々の美貌に加えローズの香りで誘惑したことが関係していると言われています。ローズオイルをたっぷり肌に塗ったり、ローズの花びらを枕にして香りをまとっていたのだとか。
さらに、ローマ帝国のマルクス・アントニウスを迎える際は、膝の高さまで寝室にローズの花びらを敷き詰めていたという伝説も残っています。ここぞという時にローズの力に頼ったクレオパトラ。ローズの魅力をよく知っていたのですね。

古代ローマでのローズ

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ローマ帝国最初の皇帝アウグスティヌスの治世は、ローマ時代の黄金期。貴族や裕福な市民の間ではローズウォーターとローズオイルが大流行しました。皇帝アウグスティヌスは、恋人のことを「私のローズ」と呼び、ローズを贈ったと言われています。
後に強大になったローマ帝国の第5皇帝ネロは、暴君として知られている皇帝です。気性は荒かったようですが、彼もまた、ローズ好きとして有名な人物なのです。
しかし、彼のローズの愛し方は普通ではありません。宴会場をローズの花で埋め尽くしたり、天井からローズの花びらを土砂降りの雨のように降らせたり。その重みで来客が窒息したという話も残されています。
さらに、ぶどう酒にローズの香りをつけて贅沢に振る舞ったり、入浴の際には湯の中にたくさんのローズウォーターを入れるなど、日常的にもローズを用いていたと言われています。

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人々は、昔からローズの香りに魅了されてきました。
女性にはもちろんのこと、男性からも愛される香りだったんです。ローズの魅力は今でも変わっていません。

私たちも、ローズの香りを味方にしてみるのはどうでしょうか。

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この記事を書いた人

中村 藍

アロマ検定1級保有の美容ライター。美容・健康に関する知識を中心に発信しています。

女性がコーヒーを持って下を向いて微笑んでいる
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