わかさのOshi-log(おしログ)
古代から続くローズの魔法
サッフォーとクレオパトラに学ぶ、香りと美の物語

今もなお多くの人に愛される「ローズ」。その香りや美しさは、単なる花を超えて、心や体を癒す"特別な存在"として扱われてきました。
実は、ローズとの深い関わりを持つのは、現代の私たちだけではありません。はるか昔から、歴史的に名を残した女性たちも、ローズの香りに魅せられていたのです。
今回は、古代の二人の女性にスポットを当てて、ローズがどれほど長きにわたり愛されてきたかをご紹介します。
「恋の吐息」と詠った詩人サッフォー

一人目は、紀元前7世紀頃に活躍した古代ギリシャの女性詩人、サッフォー。
彼女は"女性たちの感情を豊かに描いた詩人"として知られ、古代ギリシャでは非常に高い評価を受けていました。
当時、貴族たちはローズの香りを愛し、花冠にしたり、薬草としても利用したりしていたそうです。
そんな中、サッフォーはローズを「花々の女王」と称し、その香りを「恋の吐息」と詠んだ詩を残しています。
この表現からも、ローズがいかに"愛や美の象徴"として大切にされていたかが伝わってきます。
ローズは、見るだけでなく、香りを感じ、心に響かせる花だったのです。
世界三大美女・クレオパトラとローズの香り

もう一人は、楊貴妃・小野小町と並んで「世界三大美女」と称される、クレオパトラです。
エジプトの女王として知られる彼女は、絶世の美女であるだけでなく、知性と戦略に長けた女性でもありました。
そして彼女が愛してやまなかったのが、ローズオイルでした。
当時、ローズオイルはとても希少で高価なもので、王族や貴族しか手に入れられない"特別な香り"とされていました。
クレオパトラはこの貴重なオイルをたっぷりと肌に塗り、ローズの花びらを枕に敷いて眠ったとも言われています。
また、彼女がローマの将軍ユリウス・カエサルを出迎えた際には、香りで彼を虜にしたという逸話も。
さらには、マルクス・アントニウスを迎える宴で膝の高さまでバラの花びらを敷き詰めたという伝説まで残っています。
香りを味方にし、自分の魅力を最大限に引き出す。
まさに、ローズはクレオパトラにとって"勝負の香り"だったのでしょう。
ローズは、今も昔も「美の味方」
古代の女性たちがローズを愛し、美と知性を高めてきたように、現代に生きる私たちにとっても、ローズは日常の中に取り入れたい"女性の味方"です。
サッフォーのように気持ちを豊かに、クレオパトラのように自分を輝かせるために――
ぜひ、スキンケアやアロマ、そしてサプリメントなど、あなたのライフスタイルに合った方法でローズを取り入れてみてください。
きっと、香りとともにあなたの魅力もそっと引き出してくれるはずです。
