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薬膳・食の養生で秋バテに負けないカラダ作りを!スーパーで買えるおすすめ食材12選

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「医食(いしょく)同源(どうげん)」という言葉をご存知ですか?
これは「食べ物と薬の源となるものは同じ」という考えを意味した言葉です。
食材の効果と健康は直結していて、季節や体調に合わせて食材を選択し食すことで健康を保つことができますよ。

おいしいものがいっぱいの食欲の秋!
旬の食材で秋バテに負けないカラダづくりに役立つ、薬膳とおすすめの食材をご紹介します。スーパーで購入できる食材で、毎日の献立に取り入れやすいものばかりです。ぜひ最後までご覧くださいね。


秋バテに負けない!薬膳の教え


薬膳料理は、中国の本格的な生薬にもありそうな珍しい食材をイメージする方もいるかもしれませんが、そのようなものばかりではありません。スーパーで一般的に販売されている玉ねぎや大根、さつまいもなど、旬の食材を取り入れることも立派な薬膳であり、食の養生。

薬膳や食の養生は、漢方の考えにもとづいた健康の維持や増進、病気の予防を目的とした食事や献立のことをいいます。具体的には、薬膳には五味(ごみ)や帰(き)経(けい)、五性(ごせい)といった考えがあります。

<五味>
五味とは味覚の種類のことで、以下があります。

  • 酸(さん):酸味
  • 苦(く):苦味
  • 甘(かん):甘味
  • 辛(しん):辛味
  • (かん):かん味

酸には収れん作用があり、筋肉を引き締め、汗や尿が漏れないようにするはたらきがあると考えられています。影響する五臓は「肝」です。
苦は、解毒作用や解熱作用があると考えられています。影響する五臓は「心」です。
甘は、カラダを元気にする働きがあると考えられています。影響する五臓は「脾」です。
辛は、汗をかいて滞っているものを発散させ、気血の巡りをよくする働きがあると考えられています。影響する五臓は「肺」です。
鹹は、便通をよくする働きがあると考えられています。影響する五臓は「腎」です。

<帰経>
帰経は、食材と五臓の結びつきを表す考え方です。

  • 肝:あさり、レバー、トマトなど
  • 心:小麦、たまご、ピーマンなど
  • 脾:かぼちゃ、さつまいも、かつおなど
  • 肺:梨、しそ、シナモンなど
  • 腎:黒ゴマ、わかめ、山いもなど

<五性>
食材には性質があり「食性」と呼ばれます。そして、食性には「寒」「涼」「平」「温」「熱」の5タイプがあり、それを「五性」と呼びます。たとえば、カラダを冷やすものとして有名な食材は「きゅうり」、温める食材は「ショウガ」が有名です。「平」は中間を指していて、冷やすことも温めることもない常温をイメージしてください。たとえば、黒ゴマや大豆、サトイモなどがあてはまります。

これらの考えにもとづき、体調や季節に合わせて食材を選定して料理をつくるのが薬膳料理です。


秋が旬!おすすめの食材


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秋に旬を迎える秋バテ対策におすすめの食材を7つご紹介します。旬の食材は栄養も豊富なので、健康の維持に貢献してくれます。

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しいたけ

しいたけにはビタミンB1が豊富に含まれているため、カラダを元気にしてくれます。また、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンD、食物繊維も豊富に含まれているため、免疫力を高めてくれます。季節の変わり目は体調を崩しやすいため、風邪予防にもピッタリな食材です。

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さつまいも

さつまいもは、ビタミンCやB1が豊富に含まれており、カラダを元気にしてくれる食材です。秋バテでカラダがだるい方、疲れがなかなか取れない方におすすめです。

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山いも

山いもには「アミラーゼ」や「ジアスターゼ」といったでんぷん分解酵素が含まれており、消化を助けてくれます。秋バテで胃がもたれる、消化が悪いといった方におすすめです。カラダも元気にしてくれる効果もあり、昔から滋養強壮の食材として知られています。

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かぶ

かぶは、漢方の考えではカラダに潤いを与える食材とされており、乾燥する秋の養生に欠かせない食材です。消化を助ける効果もあるため、秋バテによる胃もたれや消化不良にお悩みの方にもおすすめです。カリウムも含まれているため、余分な水分を排出してむくみを解消してくれる効果も期待できます。

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人参

人参は、胃腸を整えてカラダを元気にしたり、水分を与えてくれたり、消化を助けたりといった効果があると考えられています。また、β‐カロテンも含まれており、動脈硬化を予防する効果も期待できます。便の通りをよくする効果も期待でき、季節の変わり目による便のつまりに悩む方にもおすすめです。

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かぼちゃ

かぼちゃにはタンパク質や疲労回復効果をもたらすビタミンB群が豊富に含まれているため、秋バテ対策におすすめです。加えて、鉄分も豊富なので貧血対策もできます。ビタミンEによる抗酸化作用で内側から若々しく健やかなカラダと肌を目指せるのも、女性にとって嬉しいポイント。ビタミンAによる健やかな粘膜の維持による免疫力のアップも期待できます。

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かつお

かつおは、エネルギー代謝を活発にさせるビタミンB12が豊富に含まれており、カラダを元気にする効果が期待できる食材です。加えて、鉄分も豊富に含まれているため貧血の予防効果もあります。貧血になりやすい女性は積極的に取り入れてほしい食材の一つです。

その他のおすすめ食材

  • にんにく

  • オクラ

  • ショウガ

  • シナモン

  • 豚肉

秋が旬の食材以外にも、秋バテ対策にピッタリな食材があります。

  • にんにく:にんにくはアリシンやビタミンB1が豊富に含まれているため、カラダを元気にしてくれます。滋養強壮の食材として昔から親しまれているほどです。
  • オクラ:オクラはタンパク質の吸収を助けるペクチン、β-カロテンやビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、鉄分などがバランスよく含まれているため、疲労回復効果があります。
  • ショウガやシナモン:ショウガやシナモンにはカラダを温める効果があり、疲労回復や免疫力アップの効果が期待できます。
  • 豚肉:豚肉にはB1とタンパク質が豊富に含まれており、疲労回復効果があります。

秋に旬を迎える食材で季節の変わり目を元気に過ごそう!


秋バテ知らずのカラダづくりを目指すには、秋に旬を迎える食材を知ること、そして積極的に取り入れることが手っ取り早いです。薬膳や食の養生と聞くと、薬膳や漢方ならではの考えもあり難しいイメージがあるかもしれません。しかし、食材一つ一つの効果を知ったり、旬を取り入れたりといった単純なことで構わないのです。まずは秋に旬を迎える食材を積極的に取り入れて、元気に秋を過ごしましょう。

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