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メノコトトーク_京金箔押 常若 藤澤 典史さん
繊細で奥深い伝統の技
金箔押師にとってひとみは肝心要

「金が光って見づらいうえに、薄い金箔を破かぬよう集中力も必要なので、金箔押と健康なひとみは切っても切れない関係なんですよ」
メノコトトーク_京金箔押 常若 藤澤 典史さん(50歳)
仏壇仏具に金箔を押す仕事に携わり、今年で29年になります。金箔押は、接着剤として漆を塗り金箔を貼る―単純作業だからこそ奥深く難しいんです。温度や湿度などを感じ取る肌感覚も、建築や仏像など立体物にもきれいに貼る繊細な技術も必要ですし、金は反射するのでひとみが健康でないとこの仕事はできないといわれています。だからこそ、『ブルーベリーアイ』には感謝しているし、飲んでいると安心しますね。休日もお寺や神社を見に行くほど大好きな金箔を仕事にできていることが嬉しいですし、このすばらしい伝統を守るためには、箔押の技術や存在を広く発信することも私の役目だと思っています。

伝統技術を広く知ってもらうために、仏壇仏具にとどまらず様々な作品づくりに取り組んでおられます