栄養素って何なのさ?
キャベツの知られざるパワーとは
1月は、「お疲れ気味の胃腸を助ける食材」についてご紹介しています。
第3弾である今回は、意外にも栄養価が高く、ビタミンやミネラル類、食物繊維を豊富に含んでいる「キャベツ」について、この時季にぴったりな健康に役立つ働きや豆知識についてお伝えいたします。
肝臓を健康にする働き
キャベツには、ビタミンUと呼ばれるビタミンに似た働きをする成分が豊富に含まれています。キャベツから発見されたことから、ビタミンUは別名「キャベジン」とも呼ばれています。
キャベジンは胃腸薬として世の中に知れ渡っており、成分自体に胃の働きや胃の粘膜を健康に保つ働きがあると言われています。
傷ついた粘膜を治す働きや胃酸の分泌を抑える働きがあるため、胃を守るだけでなく、胃潰瘍などの胃のトラブルを予防することも期待されています。
免疫力を高める働き
豊富に含まれるビタミンCには細菌やウイルスなどから身を守り、免疫力を高める働きがあります。また、ビタミンCはコラーゲンの生成に必要不可欠な栄養素です。コラーゲンが生成されることで、身体が丈夫になり、病気に対する抵抗力が高まります。
■キャベツの豆知識
豊富に含まれるビタミンUとビタミンCですが、熱に弱く水に溶けやすい性質を持っているため、サラダなどで食べると良いでしょう。
温かい料理で食べたい場合は、汁ごと残さず食べられる煮込み料理やスープがおすすめです。汁に溶けだした栄養素まで無駄なく摂取することができるだけでなく、熱を加えることでかさが減り、生で食べるときよりたくさんの量を食べることができますよ。
寒い時期だとサラダで食べる機会が少ないかもしれませんが、温かいスープや煮込み料理でもキャベツの栄養素を摂ることができます。ぜひ季節にあった調理法でお召し上がりくださいね。
●キャベツについて詳しくはこちら>[キャベツの成分情報]