栄養素って何なのさ?
なぜ皮ごと食べるといいの?なすの皮に含まれる栄養素をご紹介♪
夏野菜の1つとして人気のなす。実はなすの90%以上は水分なんですよ。
このように聞くと、一見栄養素が少なそうに思われがちですが、なすにはこの時期おすすめの栄養素が含まれていることをご存じですか?
今回はそんな夏野菜の「なす」に含まれる栄養素や、おすすめの食べ方についてご紹介します。
■なす特有の栄養素「ナスニン」の働き
なすの皮の紫色は「ナスニン」という成分によるもので、ブルーベリーや紫キャベツなどの紫色の食品に豊富に含まれている「アントシアニン」という天然色素の一種でもあります。
ナスニンには強い抗酸化作用があり、夏の紫外線が強い季節に嬉しい働きをしてくれます。夏の紫外線といえば「日焼け」というイメージが一番強いのではないかと思いますが、実は紫外線は日焼け以外にも老化や疲労の原因にも大きく関わっています。
私たちの体は、紫外線などのダメージから体を守るために「活性酸素」を作ります。しかし活性酸素は体を守る一方で、増えすぎると老化や疲労の原因となってしまいます。ですので、夏のように紫外線が多い季節には、抗酸化作用のある野菜を摂ることで、活性酸素を減らすことにつながるため、なすに含まれる「ナスニン」は夏におすすめなのです♪
■なすの調理方法
なすを切ると中は白く外側だけが紫色をしているように、ナスニンは皮の部分に多く含まれているので、なすを調理する際は皮ごと使用しましょう。なすは油との相性が良いので、強い抗酸化力をもつビタミンEが豊富であるオリーブオイルなどを使って、炒め物や天ぷらなどにすることで皮の部分からナスニンが流れ出てしまうことを防ぐだけでなく、油でコーティングすることによって、鮮やかな紫色を保つことができます♪
また、水溶性で水に溶けやすい成分のため、長時間加熱すると色素が抜けてしまいますが、みそ汁やスープなどの汁も一緒に食べられる調理方法だとナスニンも一緒に摂れるのでおすすめです。
スーパーに行けば年中見かける「なす」ですが、夏の今が旬の野菜です。
味が浸み込みやすく、どんな調理法でも美味しく食べられるので、ぜひいろいろな食べ方で食事に取り入れてみてくださいね。
●なすについて詳しくはこちら>[なすの成分情報]