栄養素って何なのさ?
夏バテ対策にぴったり!ゴーヤーの苦味の秘密
独特な苦味とインパクトのある見た目が特徴的な夏野菜の代表格ゴーヤー。
実は、その苦味こそが夏にぴったりの成分なのです。今回は、ゴーヤーに含まれる栄養素や豆知識についてご紹介します。
■ゴーヤーに含まれる栄養素
ゴーヤーには、「モモルデシン」という成分が含まれています。このモモルデシンこそが、ゴーヤーの好き嫌いを左右する独特な苦味成分なのです。そんな苦味成分であるモモルデシンは胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあるといわれているため、夏バテで食欲が落ちがちな時期にはぴったりの食材です。
他にもゴーヤーには、ビタミンCが豊富に含まれており、特に捨ててしまいがちなワタには、なんと果肉の1.7倍ものビタミンCが含まれているのです。一般的にビタミンCは、熱に弱い成分ですが、ゴーヤーに含まれているビタミンCは熱に強いという特徴があります。ワタがついたままのゴーヤーを輪切りにしたものを天ぷらにしたり、ワタを味噌汁の具にすることもおすすめですよ。
■おいしいゴーヤーの選び方
ゴーヤーは鮮やかな濃い緑色で、ずしりと重さがあるものを選びましょう。表面のちりめん状のイボが硬く、はりがあり、イボがつぶれたり傷ついたりしていないもの、イボの大きさが揃って密についているものが新鮮です。
■夏バテ対策におすすめなゴーヤーの調理法
ゴーヤーは、油で調理したり、うま味成分「イノシン酸」と組み合わせることで美味しく食べることができます。ゴーヤチャンプルーには、イノシン酸を含む豚肉とかつお節を使って油で調理するため、ゴーヤーのうま味を最大限に味わえる料理なのです。
また、豆腐や卵、豚肉とゴーヤーなどの野菜を一度に摂ることができる料理のため、食欲が落ちて栄養が偏りがちなこの季節には理想的なメニューといえます。 ぜひ暑い夏を乗り切るために、ゴーヤーを料理に取り入れてみてくださいね。
●ゴーヤについて詳しくはこちら>[ゴーヤの成分情報]