金
毎日健康!!いきいきだより
06/14
06/14
食品の保存方法
気温が高くなり、雨も多いこの季節は「食品の衛生管理」に要注意です。
今回は、この時期に気を付けたい、食品の適切な保存方法についてご紹介します。
食品が腐敗してしまう原因である細菌が増えるには「栄養」「温度」「水分」の3要素が必要です。
特に30℃~37℃の気温と高い湿度は細菌の繁殖にとって好条件です。
食品を衛生的に保つには、下記のような「腐りにくい状態」を保つことがカギとなります。
●冷蔵する
5℃以下で保存する。
低温になるほど、細菌の活動を抑え、腐敗の進行速度をゆるやかにします。
●酢漬け、ぬか漬けにする。
強い酸性条件では、細菌の出す酵素の機能が失われ、腐敗を防ぎます。
●乾燥・干物にする
細菌が生きるのに必要な水分がないので、細菌が生存できず腐敗を防ぎます。
逆に水分がたっぷりのフルーツや煮物などは細菌が繁殖しやすい環境といえます。
●塩漬け・砂糖漬けにする
塩や砂糖により、食品中の水分がぬけ、なおかつ細菌が利用できない水分となるため、乾燥と同様の効果が期待できます。
砂糖より塩の方が防腐効果は大。塩分10%以上、糖分65%以上が効果的といわれています。
以上、この時期に気を付けたい食品の保存方法についてご紹介しました。
特にお弁当を作る際や、料理を作り置きする際などに、参考にしてみてくださいね。