子どものころ、食事の時間には決まって「よく噛んでたべなさい」と言われた私。
今回は、なぜよく噛んで食べることが良いのかを解説いたします！

◆「噛むこと」は良いことづくめだった！？

噛むこと（そしゃく）には数多くの健康効果があるんです！
学校食事研究会では、「噛む」ことの効用をあらわした
「卑弥呼の歯がいーぜ（ひみこのはがいーぜ）」という標語をつくり、よく噛むことを推奨しています。


ひ・・・肥満を防ぐ
よく噛むことで脳にある満腹中枢がはたらき満腹を感じることで、食べすぎを防ぐことができる。

み・・・味覚の発達
よく噛むと、食べ物の本来の味がわかる。

こ・・・言葉の発音がはっきり
口のまわりの筋肉を使うことで、表情が豊かになる。口をはっきり開けて話す。

の・・・脳の発達
よく噛むことで、脳に酸素と栄養を送り、脳が活性化する。

は・・・歯の病気を防ぐ
唾液が多く分泌されることにより、口の中をきれいにし、虫歯や歯周病を防ぐ。

が・・・がんを予防する
唾液には、発がん性物質の発がん作用を消すはたらきがあるといわれている。

い・・・胃腸のはたらきを促進する
よく噛むと消化酵素がたくさん出ることにより消化を助ける。

ぜ・・・全身の体力向上と全力投球
よく噛んで歯を食いしばることで、力がわく。

出典：学校食事研究会発行　月間「学校の食事」より


忙しいときの食事はついつい噛む回数も減ってしまいがち。
子どもの頃に口すっぱく言われた事を思い出して
ぜひ食事の際は意識して噛むようにしましょう！