お風呂Life
大晦日に入るお風呂「年の湯」
あっという間に今年もあとわずかとなりました。
年末になると、大掃除をして新年を迎える準備を行いますが、これは「年神様(としがみさま)」をお迎えする準備なのだそう。
古来、お正月には新年の神様である「年神様」がやってくるとされています。
年神様は、お正月にそれぞれの家庭にやってきて、作物の豊作や人々の幸せ、健康などを私たちに授けてくれるのだそうです。
その年神様をお迎えするための準備が、毎年大晦日までに行う大掃除や正月飾りなど。
そして、大晦日に入るお風呂「年の湯(としのゆ)」もそのひとつです。
「年の湯」には、一年の汚れとともに厄を落とすという意味も込められています。
毎日入浴することが当たり前でなかった頃、大晦日の入浴は特別なものでした。
新年を迎えるにあたり、大晦日にしっかりと入浴し、身体を念入りに洗い、一年分の垢を落とすのです。
また年の湯は、一年をしみじみと振り返り、次の年へつなげる英気を養う、そんな時間にもなります。
近年では、浴槽に浸からずに、シャワー派の方も増えていますが、大晦日は浴槽にゆっくりと浸かって、いつもよりも念入りに身体を洗い、新しい年を迎える準備をしていきましょう。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。
個人によりその効果は異なります。