わかさのわ
目の愛護月間 見えづらさを放置すると脳や体にまで影響が!?
10月は目の愛護月間です。目の健康を守ることは、「自分らしい生活」を守ること。これを機に、目の健康の大切さについて、改めて考えてみましょう。
脳の機能の維持にも目の健康が大事なんです
目の健康は生活の質と深く関わっています。なぜなら、私たちは外からの情報のうち8割以上を視覚から得ており、生活をするうえで、何をするにも視覚に頼っているからです。
ただし、目はモノを見るための器官ではありますが、目だけでは見る仕組みは成り立ちません。目から入ってきた情報が脳に伝わり、色や形として認識し、初めて立体感のある映像が描きだされます。
脳にある知識のストックなどから「これが何であるのか?」を理解して、「見えている」ということになるのです。実は、奈良県立医科大学の研究に、視力に障害があると認知症になるリスクが2倍高くなるという報告もあります。これは、目から入ってくる情報が遮断されることで、脳への刺激が弱くなってしまうことが一因とされています。
このように、生活の質を保つためにも、イキイキとした脳を保つためにも、目の健康はとても重要なのです。
この先も楽しい人生を送るために早めの対策・検診が重要
とはいえ、老眼や白内障など、加齢に伴う視力低下は誰にでも訪れるもの。
近年は若年層のスマホ老眼も増えています。老眼や目の疲れでかすんだりぼやけたりして見えるのは、目のピントを合わせる毛様体筋という筋肉のコリが一因です。放置すると頭痛や肩こりなど身体的不調にもつながります。
「大好きな編み物をずっと続けたい」「いつまでも趣味の読書を楽しみたい」と思いますよね。日常生活を快適に送り、やりたいことを自由に楽しむためにも、日ごろから目をいたわり、目の老化を遅らせましょう。
同時に、定期的に眼科検診を受けて異常の早期発見・早期治療に努めることも大切です。












