栄養素って何なのさ? 栄養素って何なのさ?

栄養素って何なのさ?

「リラックス」だけじゃない!ミントのはたらきは?

さわやかな スペアミントの はたらきは ひらのっちあるある川柳

3月10日は語呂合わせからミントの日とされているそう。
今回はそんなミントの日にちなんで、ミントの一種である「スペアミント」について紹介します。

スペアミントってどんなミントなの?

ミントと聞くと、ガムや歯磨き粉などのスーッとするもののイメージが強いのではないでしょうか。
よくイメージされるスーッとする強い清涼感はペパーミントという種類のミントの特徴です。
一方スペアミントは、ペパーミントに比べソフトな清涼感とほのかな甘みがあるのが特徴。
料理やお菓子、お茶などに広く使われているミントです。

スペアミントに含まれる健康成分とは

すっきりとした香り成分の他に、
タンニンやクロロゲン酸、フラボノイド類、ミネラルやビタミンA、ビタミンCなど様々な成分が含まれているスペアミントですが、
注目したいポイントはポリフェノールのひとつであるロスマリン酸が豊富に含まれていること。
ロスマリン酸は強い抗酸化力をもつ物質。 ところで、抗酸化力とはどんなものなのでしょうか?



そもそも抗酸化力って...??

私たちの体は酸素を取り入れてエネルギーを作っており、私たちが生きていく上で欠かせないのがこの酸素。
ですが、エネルギーを作り出す過程で一部の酸素が酸化力の強い"活性酸素"というものに変化してしまいます。
体内に活性酸素がたまってしまうと、体の内側を酸化、
つまりサビつかせ、老化や様々な生活習慣病を引き起こす原因のひとつとなるのです。
そこで大切なのが、活性酸素を抑制する働きである"抗酸化力"なのです。


スペアミントの様々な効果

スペアミントには強い抗酸化力があることは先ほど紹介しました。
次に、具体的にどんな効果があるかをピックアップして3つ紹介します。

ハーブティーの写真
①認知症を予防する効果
脳は体の中でも特に酸素を多く必要とする器官。
そのため活性酸素による影響を受けやすくなっています。
脳の病気の一つである認知症の中で最も多いといわれているアルツハイマー型認知症は、
脳内にアミロイドβ(ベータ)という物質が溜まってしまうことが原因とされています。
スペアミントなどに含まれるロスマリン酸には、
認知症の原因となるアミロイドβ(ベータ)が脳内に溜まるのを防ぐ働きがあるため、
脳の健康を維持し、認知症の予防につながる可能性があるのです。

②アレルギー症状を和らげる効果
この時期に多いアレルギーといえば花粉症。
ロスマリン酸には、花粉症のつらい症状を引き起こす原因物質のひとつである
ヒスタミンの放出を抑える働きがあることから、花粉症などのアレルギー症状を和らげる効果が期待できます。

③リラックス効果
スペアミントに含まれる香りの成分には、精神を安定させ、気持ちをリラックスさせる効果があるとされています。
スペアミントをハーブティーとして飲むと鎮静作用という働きによって、
イライラしているときや不安なときに心を落ち着かせリフレッシュさせてくれます。


今回はロスマリン酸の働きについてスペアミントをもとにご紹介しましたが、
シソやバジル、ローズマリーなどにも含まれています。
意外と料理にも簡単に使える食材も多いので、お悩みに合わせて取り入れてみてくださいね。

スペアミントについて詳しくはこちら>【スペアミントの成分情報】

ロスマリン酸について詳しくはこちら>【ロスマリン酸の成分情報】

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