栄養素って何なのさ?
風邪予防をお茶で実践!
突然ですがお茶に含まれる「カテキン」という成分をご存じでしょうか。 詳しくは知らないけれど、名前だけは知っている!という方も多いのではないかと思います。
実はカテキンには、風邪対策に気をつけたいこの時季に、おすすめしたい効果があるのです!
今回はそんなカテキンの健康効果について紹介していきます。
■カテキンとは?
カテキンは、お茶に含まれる苦みや渋みのもととなる成分で、特に緑茶に多く含まれています。
ポリフェノールの一種であるため抗酸化作用がある他、カテキンには殺菌作用や抗菌作用があるのです。
ここで一つ豆知識をご紹介。
お寿司屋さんに行くと、食後に「あがり」とよばれる濃い緑茶が出されるかと思います。
実はこれは、緑茶に含まれるカテキンの抗菌作用によって、生ものによる食中毒を予防するために役立てられていた習慣なんだそうです。
■お茶を飲むだけで風邪予防!?
先ほども紹介したように、カテキンには殺菌・抗菌作用があります。
そのためお茶を飲むことが風邪の予防にもつながるのです。
なんと緑茶に含まれるカテキンが、インフルエンザの予防に効果があることが研究でも確認されているんですよ。
■ポイントはこまめな水分補給!?
お茶で風邪を予防するポイントは「こまめな水分補給」です。
20分に一度くらいのペースで、一口程度飲むだけでOK!
カテキンの殺菌作用にあわせて、こまめに水分を摂ることが、のどに付いたウイルスを胃に流すことにつながり、胃酸によってウイルスの働きが弱まるんだとか。
お茶を飲むだけで風邪予防になるなんて驚きですよね。
カテキンをしっかり摂るなら緑茶がおすすめです。
しかし、緑茶にはカフェインも多く含まれているので、妊娠されている方などは玄米茶などカフェインの少ないものを選ぶのがおすすめです。
手洗いやうがいに合わせて、こまめにお茶を飲む習慣をとり入れてみるのはいかがでしょうか。
●カテキンについて詳しくはこちら>[カテキンの成分情報]