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磁気ってなあに?

最近、よく磁気を使った商品を見かけます。身近な磁気といえば、冷蔵庫などにつけているマグネットですが、磁石の力=磁気とはいったいどんな力なのかご存じですか?

磁石の語源はとってもロマンティック♪
とても古くから使われてきた磁石ですが、古い中国語では「慈石」と表現されていました。「慈」とは文字通り「慈しむ(いつくしむ)」という意味で、乳飲み子を抱えた母親が愛しい子に向き合う心情を表しています。
大昔、鉄片をスッと引き寄せる不思議な磁石の力を見て、母親の乳房が赤ちゃんをひきつける不思議な力にみたてたことから、こう呼ばれているという言い伝えもあります。それほどまでに神秘的で大きな力が磁気なのです。
お母さんが赤ちゃんに


地球は磁石でできている!?
磁石には「 N 極」と「 S 極」があり、「 N 極」と「 S 極」は引きつけられ、同じ極同士は反発しあいます。
方位磁石のように磁石をぶらさげると「 N 極」が北を指しますが、このことからも地球は北側が「 S 極」、南側が「 N 極」の大きな磁石になっていることがわかります。

方位磁石の画像

磁石の力(磁気)が働いている空間のことを「磁場」や「磁界」といいますが、鳩やミツバチ、渡り鳥などは地球の磁場を感じ取って位置情報を把握しているといわれています。人間には感じ取る事はできないのですが、地球には確かに磁気が働いているんですね。
渡り鳥の画像


オーロラにも磁気が関係していた!?
北欧や北米などで見られる神秘的なオーロラは、大気の発光現象です。太陽からは地球に太陽風といわれるプラズマが吹きつけられていますが、そのプラズマと地球磁場が相互作用して地球の磁気圏内に入り込み、たまってしまいます。このたまったプラズマが磁力線にそって加速し大気中の粒子と衝突することにより発光することでオーロラが見えるといわれています。オーロラは地球の磁気と太陽風がつくりだす神秘なのです。

オーロラの画像


電気とも密接に関係している磁気
乾燥した季節にパチッと静電気が起きる体験をされたことがあると思います。電気の力は人間にも感じやすく、その刺激も分かりやすいのですが、実は電気が発生している周りには磁気の力が発生しているんです。その逆に磁気の周りにも電気が存在しているといわれています。人間の体にも微弱ながら電気や磁気が存在しているので、電気治療器や磁気治療器が体に影響を与えるのもうなずけますね。脳を調べるMRI検査も、別名「頭部磁気共鳴画像検査」といい、磁気と電波をつかった機械なんですよ。

MRIの画像


目には見えないけれど確かに存在する不思議な力
磁石の不思議な力「磁気」にはまだ解明されていない事がたくさんあります。 体には無害で感じることはできない力ですが、確かにそこに存在する不思議なパワーを秘めているのが「磁気」なのです。

【 参考資料 】
「おもしろサイエンス磁力の科学」
「トコトンやさしい磁力の本」

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