お風呂Life
「源泉かけ流し」が良い温泉?
よく温泉などで聞く「源泉かけ流し」。
これってどういう意味でしょうか?
「源泉かけ流し」とは、湧いたままの温泉をそのまま注ぎ、それが湯船から溢れ出ていく温泉のことです。
お湯は循環ろ過して再利用しないので、いつでも新鮮な状態で温泉を楽しむことができます。
しかも、源泉だと濃度が高いので、温泉本来の成分・色・匂い・肌触りを直に感じることができます。
そのため湯治目的に選ばれる方も多いようです。
自然の恵みである温泉を、そのまま味わうことができるなんて贅沢なことですよね。
しかし、源泉であるがゆえに〝熱すぎる〟温泉があるのも事実。
そんな熱々の源泉に少しでも入りやすくなるように、加水し温度を調整している施設も多くあります。
さらに浴槽内に汚れがたまりやすい温泉の場合、「循環ろ過」をして清潔に保つことも。
肌に優しい温度や、清潔感のある浴槽など、誰もが入りやすく楽しめる温泉にするために、 様々な工夫がされているんですね。
「源泉かけ流し」だから良いと一概に決めつけるのではなく、
お湯の温度や量・特徴などをよく理解している湯守が 「温泉を楽しんでほしい」という想いで管理している温泉が、
「良い温泉」といえるのかもしれません。