わかさのOshi-log(おしログ)
メガネのプロが教える!ひとみの健康を守るコツ
年齢を重ねると共に見えづらさや疲れやすさといった目の不調を感じる方は多いのではないでしょうか。いつまでもクリアな視界で快適に過ごすためにメガネ専門店「メガネスーパー」で長年お客様の目の悩みと向き合ってこられた山中 大介さんに、メガネのプロの視点でお話をしていただきました。
そのメガネ、本当にあなたに合っていますか?
見えづらいと感じた時にまず選ばれるのはメガネだと思いますが、皆さんメガネの使い分けはされていますか?
来店されるお客様から「遠くが見えづらくなった」「近くがよく見えるメガネが欲しい」などの声をよく聞きます。でも「遠く」「近く」という表現はとても曖昧なもので人それぞれ感覚が違うんです。
曖昧なままメガネを作ってしまうと、この部分は見えるけどこういう時に少し見えづらい・・・といった違和感につながります。その違和感を無視して、頑張って見ようとしてしまう事で負担がかかり、結果的に目を酷使してしまうことも。
そうならないためには用途別にメガネを使い分けるのが一番ですが、まずはメガネをつくる時は「◯◯をする時に使うメガネをつくりたい」という希望を伝えてください。ご自分に合ったメガネはもちろん、目的に合ったものを使う事が目を大切にする第一歩なんです。
<メガネをつくる時に伝えたい用途例>
・こたつで新聞を読む時に小さな文字が見えづらい・カフェでオーダーする時に壁に貼られたメニューが見えない
・車の運転をする時に標識や看板をはっきり見たい
など具体的にどのくらいの距離のものが見たいか・見えにくいかを伝えるようにしましょう。

その見えづらさの原因は?
ひと言に「見えづらい」といってもその原因は様々です。人の目はカメラの構造と似ていて、フィルムにあたる網膜に焦点が合うことで「ものを見る」ことができますが、近視、遠視、乱視は目の構造上、焦点の位置がずれてしまい見えづらくなってしまいます。
一方、老眼は加齢によってピント調節をする水晶体が硬くなり、うまくピントを合わせられなくなることが原因です。
どちらの場合もその状態に合ったメガネやコンタクトレンズなどで矯正する事で見えづらさをサポートする事ができるので、定期的に眼科検診や視力検査を受けてご自分の状態を把握することが大切です。
ただ網膜の中心にある黄斑のダメージによる視覚障害はメガネではどうしようもありません。昔は欧米に多い病気といわれていた「加齢黄斑変性」も現在は日本でも急増している病気のひとつです。不便な状態に陥る前にしっかり予防していきましょう。
ひとみの健康を守るための健康習慣4選
・ひとみのお助け食材を積極的に摂る
緑黄色野菜などに含まれる「ルテイン」、牡蠣や貝類に含まれる「亜鉛」、果物や野菜に多い高酸化力の高い「ビタミン類」などを意識して摂りましょう。
・サングラスなどによるひとみの保護
ブルーライトや紫外線などからひとみを守りましょう。
・禁煙
タバコに含まれるニコチンは血管に悪影響を与えます。
・定期的な検診で早期発見を心がける
早い段階で異常を見つけることで効果的な治療をすることができます。
ひとみの健康にとって紫外線は大敵ですが、太陽光を全く浴びない生活をすすめているわけではありません。太陽を浴びないとビタミンDの合成不足で体調に支障をきたしたり、心の健康にも影響があるという事がわかってきました。
体の内側と外側から、しっかり対策をして元気にお出かけを楽しむ事こそが健康長寿の秘訣なんです。
ぜひ、ひとみの健康習慣を実践してこの先の人生をクリアな視界で楽しんでください。












