わが家で楽しむブルーベリー栽培

必要なもの

鉢(2年生 = 6号鉢、3年生 = 7号鉢、5-6年生以上 = 10号鉢)、鉢底石、ブルーベリー用土(またはピートモスと鹿沼土を7:3の割合で使用)、バークチップ(木の皮)、肥料、苗、スコップ、じょうろ

ブルーベリーを上手に育てる3つのコツ

以下の3つに気を付ければ、あとは普通の花や木を育てるのと変わりありません。

1.酸性の土・・・
ブルーベリー用土を使う(※ブルーベリー用土は園芸店で販売されています。)

2.水やり・・・
ブルーベリーは乾燥を嫌うため、たっぷり水をやる

3.違う品種(同系統の異品種)を近くに置く・・・
例えばラビットアイ種ならティフブルーとパウダーブルーのように選ぶと、実が付きやすい

※ブルーベリーの栽培にあたっては、まず最初に地域と気候条件に合った品種を選ぶことが大切です。

年間の管理と主な作業

置き場所はどこがいい?

年間を通して屋外の日当たりの良いところに置きましょう。日当たり優先ですが、風の強いところは鉢が倒れる危険性があるので避けるのが良いでしょう。
また、ブルーベリーは乾燥に弱いため、目に触れやすい場所に置き、季節に応じた水やりを欠かさないようにしましょう。

置き場所はどこがいい?

水やりは土の表面が乾いたら行ってください。目安としては、春・秋は1日1回、夏は1日2回程度です。水の量は、鉢の底から水が出てくるくらいたっぷりとやりますが、排水不良で根腐れの原因となる場合がありますので、底に水を張らないよう気を付けましょう。新しい枝の先の柔らかい展開葉が下を向いてうなだれていたり、大きくなりつつある実がしぼんでいるような時は、水不足の証拠。すぐに水をやりましょう。

肥料は何を与えればいいの?

肥料には大きく分けると化成肥料有機肥料があり、どちらの肥料も、窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)が等分に入っているものをおすすめします。肥料は基本的に年間を通して3~4回程度やりますが、そのほか植え替え時や新しい枝が伸びない時、葉の色が色あせた場合に使用します。家庭栽培では水やりの際に肥料が流れ出すこともあるので、樹木の勢いを見ながら適宜やるようにしましょう。

整枝(せいし)、剪定(せんてい)のポイントは?

ブルーベリーは夏場に枝が伸びるので、夏季剪定を行います。
また、落葉後芽吹きの前までの間に冬季剪定でリフレッシュしてやりましょう。

  • 古い枝は付け根から切って新しい枝に更新します。
  • 株の内側に少し伸びて止まっている枝は、日当たりや風通しも悪くするので切り取りましょう。
  • 根元に挿し木のときの名残の枝がついていることがあります。主枝が十分育っていれば必要ないので除去しましょう。
  • 鉢に対して横に伸びる枝は根元から切り、上に向かって伸びるしっかりとした枝を残しましょう。ただし、横に垂れる枝は元気な枝も多く、そのまま挿し木として使うのも良いでしょう。
  • サッカーと呼ばれる地下茎から伸びるひこばえ(刈った草木の根株から出た芽)が、鉢の端などから出てきたら除去をしましょう。
  • シュートと呼ばれる枝は、そのままにしておけば、その先に花芽がつきますが、その花芽を含む3分の1ぐらいのところで切り落とします。すると翌年には、シュートの先から何本かの枝が横に出て、その翌年に咲く立派な花芽がつきます。

※ブルーベリーの花芽は、前年伸びた枝先から順についてきます。花芽は葉芽と区別がつきやすいので、多いようであれば切り取って制限をしておきましょう。

整枝・剪定のポイント
マガジンハウス『わかさ生活』より転載

ブルーベリー簡単栽培法
ベランダ編:鉢植えの場合

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