用意するもの・・・苗 肥料 堆肥 支柱 不織布 スコップ 紐
穴を掘る。風通しが良く、日当たりの良いいところに穴を掘ります。
半日以上日が当たるところが望ましいです。
穴の目安は直径50cm、深さ50cmほど。
他のバラと隣接する場合は1m以上離しましょう。
堆肥と肥料を入れる。肥料500gと堆肥2Lをよく混ぜて穴に入れてください。苗を穴に入れ、堆肥と混ぜた土を戻します。
株の周囲に土手をつくって、株のもとをくぼませます。
その後、たっぷりの水を注ぎ、水がひいたら土手の土を寄せます。
たっぷり水をそそぐ。
株の周りに支柱を立てます。
防寒対策にカバーを設置。株の周りに不織布をかぶせてあげます。
小さな苗なら不織布を巻くだけでよい。
用意するもの・・・苗 植木鉢 軽石や大きな石(鉢底用) 土
軽いしや大きな石を底に敷きます。
上から不織布を敷き、その上から苗を入れ土をかぶせます。
不織布を敷くと鉢の底から土が流出するのを防げます。
裸苗の場合、根は切らずに巻き込みながら、
すべて収めましょう。
※春前には端に肥料を置きましょう。
葉をすべて取る。株全体の葉を取り除きます。
翌年に病気を持ち越さないための重要な作業です。
葉ははさみで切らず、
手で根元をつまんではずしましょう。
枯れた枝を切る 生きている枝の養分を多く残すために、枯れた枝は切りましょう。
弱小枝を切る。細く弱弱しい枝は、春の開花が期待できません。
蒸れなどの病気を防ぐためにも切りましょう。
生育不良の株は、枯れた枝だけ切り、
弱小枝は残しましょう。
古枝を切る。生育が順調でシュートがたくさんある場合、勢いのない古枝は切り取りましょう。
※シュートとは 通常の花枝よりも勢い良く伸びる新梢のことです。シュートには翌春に多くの花が咲きます。
花枝を切る。樹形を整えるため、花枝は10~15cm程残して切ります。
シュートの先端を短く切る 未熟な先端部分は冬の寒さで枯れるので未然に切りましょう。
寒さに強い品種は切らなくてもよい。
誘引する。なるべく水平になるようにシュートを倒し、ひもで結びつけます。誘引後バランスをみて、枝が込み合っているところは適度に間引きしましょう。
花にはそれぞれ適した季節があります。ローズも同様に種類によって割く時期もさまざまですが、ローズの季節といえば「春」と「秋」です。その季節に合わせてどのようなお手入れが必要なのか、どのようなことに気をつければいいのかこれからご紹介します。
春は5月に春のバラが咲き誇りますため、その準備としてとても重要な時期です。その中でも大切なのが水と肥料、そして害虫対策です。
水やり
水やりはだんだん暖かい季節になってきているので表面が乾いてきたら、
十分な水をあげましょう。1日に1~2回が目安です。
また、肥料はつぼみが色づき始めたら一度止めましょう。
(肥料をあげすぎるとローズの状態が不安定になる可能性があるからです。)
そしてつぼみがつかない新芽は全体に養分がいきわたるように早めに取り除きましょう。
害虫対策
この時期になるとアブラムシや黒点病などの病気や害虫が現れ始めます。春は害虫にとっても過ごしやすい気候であるため、特に注意が必要です。
5月から6月にかけては新苗の植え付けに適しているのでぜひ進めていきましょう。また、5月のバラが咲き終わるころに、きれいなバラを咲かせてくれたことに感謝の気持ちを込めて、お礼肥をあげることも重要です。
夏は気温が上がり、暑い日が続くため育て方において慎重に行うことが必要な季節です。
病気対策
6月の気温が高く、湿度が高い気候はうどんこ病や黒点病といった病気が発生しやすい月です。その対策として薬剤の散布を定期的に行うようにしましょう。また、風通しのよいところに移動させることによってバラの過ごしやすい環境を作ってあげることも必要です。
挿し木
この時期は挿し木を行うことに適しているので秋のバラをきれいに咲かせるために前もって行うようにしましょう。
水やり
水やりに関しては定期的に水切れにならないよう、1日に1~2回行うようにしましょう。
害虫対策
7月になると気温が高くなり、うどんこ病などの発生は少なくなりますが、害虫の幼虫が増加してくる時期であるため、定期的に幼虫を取り除くようにしましょう。
置き場所
もし選定が必要であるならば、風通しがよくなるようにしてあげましょう。
9月になると台風が多く発生するため、支えになるような支柱を立てることで、バラを守るようにすることも必要です。
秋といえば…そう、秋のバラが咲き誇る時期です。きれいなバラが咲くために私たちも支えていきましょう。
薬剤の散布
夏の暑い時期はうどんこ病などの発生が収まっていましたが、秋になると、活発になってきます。また、害虫の動きもよくなるので、薬剤の散布を定期的に行うようにしましょう。
水やり
水遣りに関しては、9月はまだ暑い時期なので、1日に1~2回、10月から11月にかけては2日に1回行い、土が乾かないようにしましょう。
置き場所
10月になると、秋のバラが咲き誇ります。春と同様、つぼみが色づき始めたら肥料をストップしましょう。そして秋の最後には寒さ対策のために、バラに直接風が当たらないような場所に移動させるようにしましょう。
切り戻し
花が咲き終わったものから、花殻を取り除き、そのときに応じて、切り戻しを行うことも大切です。
春、秋と美しいバラを咲かせてくれたことに感謝して来年に向けたお手入れを実施していきましょう。
大苗の植え付け
1月から2月にかけては大苗の植え付けに適しているので、ぜひ実施していきましょう。
つるの誘因
もしつるバラを育てているのであれば、つるの誘因はなるべく早くに終わらせるようにしましょう。
植え替え・剪定
1,2月冬越しのシーズンであるため、バラも休眠期に入ります。休眠期のときにバラの植え替えを行うことでバラの負担を少なくすることができます。また、この時期に剪定を行い、枝や幹の形を整えることも大切です。この剪定が来年の美しいバラを咲かせることに大変重要になってきます。
今までバラの季節の育て方についてご紹介してきましたが、バラはとても繊細な花です。
デリケートだからこそ大切に育てることで美しい花を咲かせてくれます。あなたも美しいバラを育ててみませんか?
黒点病
6月の梅雨の時期や、9月の台風の時期など、雨の多い時期に発生しやすい病気です。葉っぱに黒い斑点模様ができるようになり、その後放置していると、葉が黄色くなり、枯れてしまいます。雨が長く続く時期に多く発声する傾向があります。
<対処法・処置法>
黒点病になっている葉っぱをすべて取り除きましょう。
また、有機100%の液肥を100~200倍に希釈したものを散布し、予防することもできます。
葉を取り除き、少なくなった場合は周りを剪定するようにしましょう。
うどんこ病
春や秋といった過ごしやすい時期に発生しやすい。葉っぱの表面が白くうっすらと粉に覆われているようになり、そのままにしておくと、だんだん葉っぱが弱り、枯れてしまう原因となります。
<対処法・処置法>
有機100%の液肥を100~200倍に希釈したものを散布することで黒点病と同様、予防することができます。
また、風通しがよくなるように周りをそろえると、健康的に育つようになります。
アブラムシ
4月から11月(夏の間は発生しにくい)、若葉が付きはじめたころに発生し、小さい虫ではありますが、植物の養分を吸い取る害虫です。養分を吸い取られると、葉っぱや花が縮んでしまうこともあります。
<対処法・処置法>
1匹1匹取り除くということも可能ですが、かまきりやてんとうむしといった虫がアブラムシを食べてくれます。どうしても気になる場合は希釈した薬剤を使用するのもよいでしょう。
テッポウムシ
春や秋といった過ごしやすい時期に発生しやすい。葉っぱの表面が白くうっすらと粉に覆われているようになり、そのままにしておくと、だんだん葉っぱが弱り、枯れてしまう原因となります。
<対処法・処置法>
6月の上旬ごろにカミキリムシの卵が幹の中に産卵され、8月から12月ごろに生まれます。この生まれた幼虫がテッポウムシと呼ばれます。 幹の中でうまれたテッポウムシは葉や茎を食べるため、急激にバラが弱り始めますまた周り木くずが落ちている場合はテッポウムシの可能性があるため、注意が必要です。