人口およそ730万人、面積は日本の約1/3の国。
あまりに恵まれた気候や土壌から「神様が天国の一部を分け与えた」という逸話もあるほどです。
日本では、ブルガリアといえばヨーグルトが有名ですが、
ヨーロッパでは「バラの国」として有名です。
ダマスクローズをはじめとするバラの栽培が盛んで、
各地にバラ畑が広がっています。
また、庭でバラを育てている家が多く、街はバラで彩られています。
ブルガリアではバラの花を楽しむだけでなく、
バラを加工してつくられた商品もたくさんあります。
雑貨や化粧品、お菓子など種類も豊富で、お店の中もバラづくしです。
ブルガリアでは毎年6月上旬に「バラ祭り」が開催されます。
バラ祭りは、たくさんのバラが収穫できたことに感謝して行われるもので、なんと110年以上の歴史があります。
民族衣装に身を包んだ地元の人達が、バラ畑の横で歌ったり踊ったりしてとてもにぎやかです。
この時期はバラ祭りを目当てに、世界中から観光客が訪れます。
ブルガリアはその国土の3分の1を山地が占める、自然豊かな国です。
そのお陰できれいな湧き水や地下水に恵まれています。
街には湧き水を汲み取ることができる場所がたくさんあり、新鮮な湧き水をいつでも飲むことができます。
地元の人達は、この湧き水を汲みにきて、飲み水や料理などに利用しているそうです。
日本ではブルガリアと言えばヨーグルトが有名ですが、ブルガリアのヨーグルトは日本で売られているものと少し違います。
日本ではジャムやお砂糖、フルーツなどと一緒にデザートのような感覚でヨーグルトを食べますが、ブルガリアではサラダやスープなどに調理して食べられます。
ブルガリアではバラを食べる文化があります。
お店にはバラのお菓子やはちみつ、お酒などさまざまなバラ商品が並んでいます。
また、バラは古くからお腹にやさしいとされており、お腹が痛いときには紅茶にローズジャムを入れて飲むこともあるそうです。
自然豊かなブルガリアでは、馬車が使われています。
移動や農作物の運搬には馬車が欠かせません。収穫した後のバラも、馬車で抽出施設まで運ばれているものがあります。
道路では車に混じって馬車が走っている光景を見ることができます。