科・種・目:ツツジ科スノキ属
品種名:Vaccinium corymbosum
春に白色の花を咲かせ、花後に0.5-1.5cmほどの青紫色の小果実が生る。果実は北アメリカでは古くから食用とされてきたが、20世紀に入り果樹としての品種改良が進み、ハイブッシュ系、ラビットアイ系、ハーフハイブッシュ系、ローブッシュ系の交配により世界に約150種類もの品種がある。
カシスとはユキノシタ科スグリ属に分類される高さ約1~2mの落葉の低木です。直径1cmほどの赤黒い果実を実らせるベリー類の1つです。カシス(Cassis)とは、フランス語であり、日本語では黒房すぐり(黒すぐり)、英語ではブラックカラント(Black Currant)と呼ばれています。さわやかな酸味と香りが特徴的なカシスは日本ではリキュールやデザートに利用されています。
カシスはベリー類のひとつで、ブルーベリーやサンタベリーによく似た小さく丸い果実を実らせます。カシスとはユキノシタ科スグリ属に分類され、ツツジ科スノキ属であるブルーベリーとは種類は全く異なる植物です。
カシスは高さ約1.5~2.0mの落葉の低木で、直径1cmほどの赤黒い果実を実らせます。特に高品質なカシスが収穫できる産地としてニュージーランドが知られています。
「種」
ブドウのように果実に対して大きいのが特徴。
「果肉」
うす緑色で食べると甘酸っぱい。
「果皮」
アントシアニンが豊富に含まれている。
「果実」
球状で黒い果皮で覆われている。
「種」
ぎっしりとつまった種にもオレイン酸、リノール酸など栄養がたっぷり。
カシスは古代ヨーロッパ時代から山奥に自生していたといわれています。日本には1868(明治元)年にドイツから導入されたのが最初でした。生食には向かない上、当時の加工技術が乏しかったことから定着せず、寒冷地の庭先果実として栽培されるだけでした。
しかし、近年では、黒色種(カシス)についてはそのアントシアニン色素が注目され、青森市を中心に全国各地で栽培が行われるようになってきています。
科・種・目:ツツジ科スノキ属
品種名:Vaccinium corymbosum
春に白色の花を咲かせ、花後に0.5-1.5cmほどの青紫色の小果実が生る。果実は北アメリカでは古くから食用とされてきたが、20世紀に入り果樹としての品種改良が進み、ハイブッシュ系、ラビットアイ系、ハーフハイブッシュ系、ローブッシュ系の交配により世界に約150種類もの品種がある。
科・種・目:ツツジ科スノキ属
品種名:Vaccinium vitis-idaea
ブルーベリーやカシスと同じく、丸い果実をつけます。
真っ赤な果実をつけます。
ポリフェノールの一種、レスベラトロールが豊富に含まれており、またアントシアニンも含まれています。
産地はフィンランドなど北欧が有名なほか、カナダや日本でも自生しています。
科・種・目:バラ科キイチゴ属
品種名:Rubus chamaemorus
6月頃に花を咲かせ、果実は成熟するにあたり緑がかった黄色から赤色、完熟する頃には琥珀色に色づきます。
クラウドベリーにはビタミンCが豊富に含まれており、また種子にはビタミンEの含有力も多く含まれています。食物繊維やポリフェノール、エラジタンニンが豊富に含まれており、美肌によい果実です。
何世紀も前から美容や健康に良い果実として知られてきたカシス。現在も、健康食材として研究され続け、健康成分を豊富に含んだカシスのジャムやジュース、アイスクリームなど多岐に渡り様々な形で利用され、家庭の味として子供から大人まで愛され、親しまれています。また、ビタミンCを多く含むことから、風邪やせきによく効く薬草としても利用されてきました。ニュージーランドでは果実だけでなく、葉や樹皮も有効に利用されています。最近では、目のケアや運動後の回復などへの効果も実証されていきています。
カシスには、ビタミンCを始め、ビタミンAやカリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、ビタミンB1などの栄養成分が多く含まれています。特に、「アントシアニン」と呼ばれる天然色素が豊富です。アントシアニンは夏の強い紫外線から実を守るために、果皮に蓄えられます。ニュージーランドの空気は澄んでいて紫外線量が日本よりも多いため、ニュージーランド産ベン・アード種は健康成分であるアントシアニンを他の品種よりも多く含みます。新鮮な果実100g中に700mg以上、グレードの低いカシスでも430mg以上のアントシアニンが含まれます。これはヨーロッパなどの他国産のカシスと比較すると、3~4倍以上もの差になります。カシスのアントシアニンには近くのものを見続けるときに起こる、こりに働きかけ、ピント調節をサポートする働きがあるため、サプリメントなどに利用されています。