Happy WAKASA Times Happy WAKASA Times

Happy WAKASA Times

メノコトトーク_京こま職人 中村 佳之さん

年間約5000個の独楽づくり深夜まで長時間作業することも
ひとみが健康でないとよく回る独楽はできません

「今の子どもが大人になった時に、子や孫に京こまを伝えていってくれるようになると嬉しいですね」と中村さん


京こま職人 中村 佳之さん(56歳)

京こまは、公家の女性が着物の布を竹の芯に巻いて作った部屋遊び用の独楽が始まりです。
京都土産として人気だった時もありましたが、1980年代には下火になり、私が中学校に入る頃には祖父・父と続いた京こまを廃業することになりました。周りも次々廃業し、京こま店がなくなってしまったんです。
そんな中、35歳で会社を辞め、約20年ぶりに京こまを復活させることに。現在、京こま店はウチだけです。
夫婦二人で、若い世代にも関心を持ってもらえるよう、キャラクターや地域の名産とのコラボにも挑戦しています。
ただし、作業はたいてい夜。深夜に及ぶこともあり、細かい作業が続くと視界がぼやけてきます。
生地の継ぎ目や回した時のバランスなど、しっかり確認すべきポイントがいっぱい。
だから、毎朝の『ブルーベリーアイ』は心強い味方です。
ひとみを酷使しすぎた日は夜も飲んでいますよ。健康に気を付けながら、京こまを通して子どもたちにも文化を伝えていきたいです。

京こまは、ろくろや刃物を使わずに手作業で生地を「巻く」ことで形作るのが特徴

このページをシェアする!
  • LINEでシェアする
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする