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メノコト職人 第ニ回「京印章」

季節のお悩み 梅雨時は目が疲れやすいって本当?

「メノコト職人」ではメノコトを考えるわかさ生活が京都という繋がりをご縁に「目」を使う京都の伝統工芸の職人さんをご紹介します。

Profile

京印章 未来の名匠 河政印房
河合 良彦さん(40代)・祥子さん(40代)

京都府認定「京もの認定工芸士」・京都市認定「未来の名匠」
河政印房店主 良彦さんと祥子さんは職人夫婦として、ともに厚生労働省認定「一級印章彫刻技能士」であり、繊細な技術力で文字やデザインを手彫りで作るハンコは多くのお客さまに喜ばれている。

794年、平安遷都により朝廷で使用する印章である官印が京都で作り始められました。
江戸時代には印章の使用が全国で庶民にまで広がり、印章職人の数も増えました。
京都では、関東とは作風の違った「京印章」と呼ばれるものに発展していきました。
今回はそんな京印章の職人である河政印房三代目店主の河合良彦さんと奥さまの河合祥子さんにハンコ作りについてお話を伺いました。

手彫り印章〜印稿

手彫り印章の作業工程は大きく分けて3つあります。
①デザイン②荒彫り③仕上げの3工程で、基本的にはひとりですべての工程を行います。
最も大事なのは1番目のデザインで、この工程を「印稿作成」といいます。
いわばハンコ作りの設計図ともいえる作業で、ここをしっかりやらないと後の作業に響きます。
字体の選択、文字の組み合わせを考えながらお客さまのニーズ、好みに合わせてデザインする。
総合的なバランスと雰囲気を考えて作るのは骨の折れる作業です。目立たなくはあるけれどこの作業こそが手彫り印章の肝になります。
〈世界にひとつ〉のハンコを生み出す作業ですから。

スマホやパソコンを使う時

※お客さまのニーズをよく理解して 本当に望むものをご予算の範囲 内でご提供することがポリシー

作業の中で最も 目を使うところは?

基本的にハンコ作りではすべての過程で目を使いますが、特に枠を彫る作業のときには一番目を使い、気も遣います。
一瞬の油断で枠を壊して初めからやり直し、ということも経験しています。
何しろ髪の毛の幅ほどの細かい作業をしていますから、ハンコ作りは目が命です。
妻は目が良いので、少しでも疲れて見えにくくなると逆にそれが気になって集中できなくなると言っています。
だからいつも私たち二人とも『ブルーベリーアイ』のお世話になっているんですよ。
飲むようになってから細かい作業もラクになってるように思います。助かりますよ。

スマホやパソコンを使う時

※目を使う細かい作業の毎日『ブルーベリーアイ』が心強い味方

スマホやパソコンを使う時

※実用品から落款印、蔵書印など趣味的な使い方も様々。日本が誇る印章文化を繋いでいきたいと良彦さん

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