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北欧フィンランド発祥「ノルディックウォーキング」

北欧フィンランド発祥「ノルディックウォーキング」

体力をつけるため、運動不足解消にウォーキングがよいことは多くの人に知られていますよね。有酸素運動は脳に新鮮な酸素が供給され、脳が活発になる"脳活"効果もあるそうですが、もっと運動効果を高めたいと思うのなら、「ノルディックウォーキング」はいかがでしょうか?
この記事では北欧フィンランドが発祥で日本でも流行しつつある「ノルディックウォーキング」についてご紹介します。
「ノルディックウォーキング」は日ごろ運動する時間がとれず体重コントロールが難しい方、ストレスが多くリフレッシュしたい方、高血圧や糖尿病の予防・治療に効果的な運動を始めたいと思っている方にぴったりです!

【ノルディックウォーキングとは?】
ノルディックウォーキングとは、クロスカントリースキーの選手たちが、雪のない時期、また夏の間の体力維持・強化トレーニングとして行なっていた「スキーウォーク」を、ポールを使った簡単な歩行運動のことを指します。

「ウォーキング」と聞くと何か特別な服装・靴を履いて特別な歩き方をしなくてはならないのか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「ノルディックウォーキング」はスキーのクロスカントリー同様の方法で2本のポールを使い、スキー板の代わりにシューズに履き替えて散策することを言います。

1997年の春、フィンランドで「ノルディックウォーキング」が発表されて以来、誰でも簡単に覚えられ、5分~10分で運動効果を感じられる、最も運動効果の高いスポーツとして、瞬く間にポピュラーになります。その後ドイツ、オーストリアでも人気が出たウォーキングです。
日本では2003年にNPO法人「日本ノルディックウォーキング協会」が設立され、本格的に普及が始まりました。


【ノルディックウォーキングの運動効果】
「ノルディックウォーキング」はポールを使った全身運動のため、全身の筋肉の約90%を使うそうです。
そんな「ノルディックウォーキング」の健康効果についてご紹介します。

○90%の筋肉を使う全身運動
カラダ全体の90%の筋肉を動かすため、通常のウォーキングでは1時間あたり約280kcal燃焼するところ、ノルディックウォーキングでは約400kcalを燃焼します

○膝の関節、脊柱への負担を軽減
ポール使用での膝の関節・脊柱への負担を約5kg/歩軽減し、正しい歩行姿勢で歩く場合は約8kg/歩までの負担を軽減するといわれています。

○手術後のリハビリに効果的
ウォーキング時の負担が軽いため、一時的なリハビリにも効果的です。

○年配者にもおすすめ
ポールがバランス維持をサポートし、転びにくい歩行になります。姿勢や呼吸も整えられ、血液循環システムを活発にします

○正しい歩行姿勢に
ポールを持って歩くことで歩行姿勢が正され、呼吸を整えます。

○長時間の歩行も楽に
下半身にかかる負担を軽減し、長い距離の歩行が可能です。

○腰痛防止に
オフィスワークの多い方の腰痛防止に最適です。

○新しい理想的なスポーツへ
ジョギングや普通のウォーキングでは...と考えている方々に理想的なスポーツです。

【ノルディックウォーキングの実践方法】
準備するものは「動きやすい服装、履きなれたシューズ、ウォーキング用ポール」の3点のみ。

▼ノルディックウォーキングにて使用するポール

北欧フィンランド発祥「ノルディックウォーキング」

ポールの長さ目安は「身長(cm)×0.63」。身長160cmの場合(160cm×0.63=100.8cm)、ポールは100cm前後にしましょう。
歩き方の例として2点あげていますので、やりやすい方法で始めてみましょう。

(1)ディフェンシブスタイル(運動強度弱)
健康維持のため、毎日行うことができる全ての人向けの方法です。
ポールは、踏み出した足の横にほぼ垂直につきます。

(2)スタンダードスタイル(中等度の運動強度)
体力の向上を目指す方や活発な運動をしたい方におすすめの方法です。
ポールは踏み出した足と残った足の間に突きます。ポールと前腕の角度は70~80度くらいが適切です。

【ノルディックウォーキングとポールウォーキングの違い】

ポールウォーキングも足腰への負担を軽減しながら歩くことができます。
気軽に運動を始めたい人や、エクササイズを始めたばかりの人におすすめされるウォーキングの一つです。
ノルディックウォーキングは、もともとクロスカントリースキー選手のトレーニングとして使われていたくらいなので、 本格的にスポーツを楽しみたい人やカロリーをたくさん消費したい人におすすめです。

使用するポールや歩き方にも違いがあります。
ポールウォーキングは、ポールを体の前に突く「前方スタイル」という歩き方でノルディックウォーキングは、ポールを体の後ろに突きながら歩く「後方スタイル」という歩き方です。 より運動量が多いのは「ノルディックウォーキング」と言えますが、無理せず自分にあったウォーキングスタイルから始め、徐々に負荷を増やしていくのがよいでしょう。

フィンランドで始まった心にも身体にも健康的な「ノルディックウォーキング」。今では世界40カ国以上の国で親しまれ、人気スポーツです。
まずは生活の中でウォーキングを取り入れ、慣れてきたら週末などに少し足を伸ばして「ノルディックウォーキング」を行い、健康的な毎日を手に入れるためのエクササイズを楽しんでみてはいかがですか?

この記事を書いた人

わかさFitness編集部

エクササイズ大好きなメンバーが、おうちでできる簡単エクササイズを紹介しています。

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