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【中国】 山口県

川崎観音堂(かわさきかんのんどう)

川崎観音堂(かわさきかんのんどう)

今回ご紹介する川崎観音堂は、源平合戦で勇猛な武将として恐れられた平景清公(たいらのかげきよ)にゆかりのある観音堂です。そこには、眼病にまつわる井戸があります。
また別名「おっぱい観音」として、女性に人気があります!

上:本堂、中:川崎観音堂の入口、下:境内からの眺め

上:本堂、中:川崎観音堂の入口、下:境内からの眺め

川崎観音堂について
周防33番観音霊場第18番札所の川崎観音堂は、万福寺(明治5年に廃寺)の一宇として創建され、ご本尊に十一面観音菩薩が安置されています。
実はこちらのご本尊は、平安時代末期に悪七兵衛(あくしちびょうえ:勇猛な武士のこと)の一人として恐れられていた平景清公と深い関わりがあります。景清公は信仰心が篤く、肌身離さず自身の守り本尊である十一面観音菩薩を持っていました。源平合戦の屋島の戦いに敗れ、西海に下っている時に暴風雨に遭い、黒髪島(徳山港から約12kmの沖合にある島)へ避難しました。しかし一向に雨風が止まず、数日島に滞在していた景清公は、十一面観音菩薩に「平家再起に向けて、いち早く西海に向かいたい。雨風を静めてください。」と願います。すると、その夜、夢の中に十一面観音菩薩が現れ、「私を島の向かいにある寺に安置せよ。そうすれば雨風は静まる」と告げられました。夢から目覚めた景清公は、自分の守り本尊を寺に安置しました。たちまちにして雨風は止み、平家一門は西海へと向かっていったといわれています。景清公が十一面観音菩薩を安置した場所が観音堂で、現在も地元の人たちから信仰を集めています。
平景清 目洗いの井戸

平景清 目洗いの井戸

平景清 目洗いの井戸
瀬戸内海を見下ろすようにお堂が建つ川崎観音堂。
本堂へと続く石段を上がる手前に、「平景清 目洗いの井戸」があります。目を患っていた景清公は、井戸水で目を洗い癒していたと伝えられています。その後、「平景清 目洗いの井戸」と名付けられ、その後、眼病で苦しむ人々が井戸水で目を癒したといわれています。
また、眼病で悩む人が井戸から出るゴミを定規箸で取り除くと、霊験があるとも伝えられています。
上:慈母観音、下:聖観音菩薩

上:慈母観音、下:聖観音菩薩

別名「おっぱい観音」として親しまれている川崎観音
本堂へと続く石段を登っていくと、なんともユニークな絵馬が奉納されています。
川崎観音堂は別名「おっぱい観音」として知られ、手づくりの「乳絵馬(別名:おっぱい絵馬)」が奉納されています。ここ川崎観音堂にはご本尊・十一面観音菩薩の他に、慈母観音(じぼかんのん:母が子への深い愛情が現わされた観音様)と子安観音(こやすかんのん:安産や幼児の成長を守護する観音様)が安置されています。そのため、安産・子宝、子どもの成長にご利益がある観音堂として女性に人気があります。安産や子宝の参拝に訪れる人の中には、手づくりのおっぱい絵馬を持って祈願に訪れる人もいるのだとか。その風習がいつの頃から始まったのかは不明ですが、安産・子宝の願いを込めて手づくりのおっぱい絵馬を奉納する風習が根付いたといわれています。おっぱい絵馬がメディアに取り上げられ、山口県以外から安産・子宝のご利益を授かりにこちらを参拝に訪れる方も多いのだそう。
おっぱい絵馬

おっぱい絵馬

毎月17日の縁日には、出産を控えた妊婦さんや、出産後の女性が参拝に訪れます。川崎観音堂は、地元の方によってきれいに整備されています。眼病祈願、そして安産・子宝祈願に川崎観音堂を訪れてみてはいかがでしょうか。

更新日:2014年06月27日

アクセス JR「新南陽」駅下車 徒歩約20分
住所 山口県周南市川崎2丁目
備考 拝観料】無料【参拝時間】自由
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